2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

季節

種を蒔かなければ収穫もない。

葬祭

仲のよかった叔母が亡くなった。 家族で密葬にしたとかで、報せが届いたのは2週間後。 葬儀という区切りのない悲しみが現代風か。

知恵ある言葉

話を複雑にする言葉遣いを避けるのに心を砕き給え

造反有理

近頃の若者は「ちゃぶ台ごとひっくり返す」やり方を知らない。 だから、老いた者こそがやってみせなくてはいけない。

単純

決断は晴れた日にする

思考の基礎

感じたことを的確な言葉にする。これは絵画では描法にあたる訓練だ。これが健全な思考活動の源泉となる。

美の訓練

美術を見に行くのは、蓄積のためではない。 むしろ、蓄積を削ぎ落とし裸眼で見るようになるためだ。 裸眼で見たものを、裸の言葉で書く。 それが僕の訓練だ。

祭儀

犠牲を払わない者に進化はない

仕事

哲学者の仕事は半分は疑うこと。 残りの半分は信じること。

スピリチュアルの旅路

「気づき」を100万回重ねて、「よくあるタイプ」となる

selfkill

若い友人が、殺人はすべて個人の資質や責任である、といった。 社会に還元することは責任をうやむやにするという。 自殺も同じだろうか。 それもすべて個人の責任に還元する社会はあまりに冷酷ではないか?

トゲ

心の曇りは吹き払わないと凝固する。 やがて自他を刺すトゲとなる。

心はガラクタを置く倉庫ではなく、作業スペースである。 なるべく空っぽにしておきたまえ。

振り子

人は無意識と意識、必然と偶然、精神と物質の間の振り子である。 この動きに身を任せることが、自由への道となる。 逸脱すれば、道は見失われる。

夢の囚人

われわれはみな、自分自身の夢の中に囚われている。 そのことを認識すると、いかにしてリアルの世界に脱出するかだけが唯一の関心事になる。

防具

あまりの弱さにプライドが凝り固まる。 隙だらけの防御壁。

変質の本質

「読まなければいけない本」は、もはや本ではない

悲劇

怪物は出口のない迷宮を永遠にさまよい続ける。 出口をふさいだのが怪物自身であったことも、もはや記憶にない。

基礎的問題

医療技術が進歩して、病気や病人が世の中に溢れかえる。 生産技術が進歩して、貧しさが人々を打つ。さて、このトリックを見破りなさい。

本は心の柔らかい部分で読む

立体パズル

時代の流れは立体のジグソーパズルが常に変形し、歪んでいくという形で理解できる。 ピースはつねにきしみ、致命的に大きなギャップができたときにだけ、そこに新たなピースが生まれる。 法律や行政のシステムの変更は水平的なものなので、ギャップに対して…

地上

100年に一度のスローシャッターで地球を観察すれば、地上の事柄はすべて比喩に過ぎない。 (『微力の力』)

名前

人は面子を重んじ、名を惜しむ。 人から顔と名前を剥ぎ取ると、匿名の人々になる。 この人々の行為を観察すると、いかに人の名前というものが重要かということがわかる。

平面化

絵画がそうであるように日本文化はおしなべて平面的である。 哲学が平面的になると……つまり口伝に多く負うようになるのだろう。

思考の限界

人の思考は不自由で限界がある。しかし、自分自身についてはそのことを類推によってしか知ることかできない。したがって、「自分は自由に考えている」と思っている人ほど自分を疑う理由がある。

蝸牛

カタツムリは急いでいる

テレビ

テレビは最強の洗脳マシンだ。大衆は喜んで毎日洗脳される。

感情の観察

デジタル文化のシャワーばかりを浴びていると、感情が成熟しない。 感情が根本的に発育不全の場合と、刺激がないので眠っている場合がある。 感情同士を結びつける紐帯が未発達なケースに注意。

絶対

絶対に負けられない戦い… 相手もそう思っているよ。