2010-01-01から1年間の記事一覧
哲学も詩も芸術も悟りも、今、目の前になければどこにもない
パフォーマンスは、組織の中の一個人より、ただの個人のほうが高いのだ。そのことを現し続けるのだ
曖昧なところに居続けるしかないのである
ていねいでないといかんな。ていねいが通用する時間、空間を自分で確保せねば
言葉は筆であるよりは絵の具であるだろう
最初から自由でないものは、最後まで自由でない
弱さのあまり人に対して不誠実になってしまうことがあるな
僕の書くものは、読者を方向づけるよりは中和するものでありたい
職人は再現性のある技術に携わる人。芸術家は天啓を衝動に従って形にする人。もともと全く違うし、背反すらする。しかし、両方が同時にないと「仕事」はできないんだ
幸せか、不幸かを決めるのは心である、というのはたぶん正しい。しかし、その心を決めるのは、心ではない、というところがちっとも簡単ではないのである。 では、なんだ?
人なんて理屈では割り切れない。割り切れない余りの部分にいちばんエッセンスがあるのにさ。僕らは素数のままでいい。最大公約数も最小公倍数もつながるために必要じゃない。そのことに勇気を持たないといけないな
白川静によれば、文も章も、入れ墨を表す文字であるという。私たちは生まれ来る世界の裸身にタトゥーの針を打ち込もうとして書くのか
限界を知ったものが自由になる
手放したものは本当だ。つかんだものは本物かどうかわからない。ただ自由な掌であれ
豆腐と醤油はなんて合うんだ。たぶん、前世からの結びつきだ。
物事にいろいろなやり方がある。どういう方法論でも一貫していることが大切だ。一貫性がないと周囲が対応できない。また方法論のよしあしを評価することもできない。
本流のない時代には、逆説もまた些末なものにならざるを得ない
成功という言葉を使わないで金儲けという言葉を使えば、お前の頭もすっきりするだろうさ!
花を買って花瓶を育てる
解決策を持たない問題意識というのは、つまり不平不満である。行動に結びつかない以上、ちっともいいものではない。マスコミが毎日ソレを平気で垂れ流すので、問題意識を持つのはいいことだ、と誰もが思い込んでしまったのだ。
かつてのさまざまな共同体の中には道化的存在が必ずいたと思う。 共同体の崩壊以来、僕たちは自らのうちに小さな狂気を飼いならすようになったのだ。
自分の成功をすぐに語り始める人たちの貧相
年をとると人生はメンテナンス作業ばかりが多くなる気がする。今思えば若い頃は、税金も払わなかったし、やりっぱなしのし放題であった。それでも生活は面倒臭かったのだから不思議だ
幼い頃の生は夢に似ている。人は夢をあやふやだというが、現実だって本来あやふやなのだ。だが自他に対する人の態度が冷え固まってごく狭い範囲に限定されるために、現実もまた冷えきって不可変に感じられるのだ
自分が美しいと思うものを人が認めないからといって変えてはいけない。 人々が美しさを発見するまで、じっと保持しなさい
他人に評価されたい、という気持ちを飲み込んで、何度でもまたぐっと飲み込んで、腹にまで納めたときに、人は作家になる
生きるのに必要な要素は、自分がいつも感謝もせずに受け取っているものの中にある
意見がたくさんでることで物事がよくなったという例はあまりみない
弱いヤツは狡くなる
実用的な本しか読まないヤツは嫌いだ